自分らしい冬支度を
朝、目覚ましが鳴っても布団から出られない。
カーテンを開けるのもおっくうで、ようやく起きても身体が重い。
「ちゃんと寝たはずなのに、どうしてこんなに眠いんだろう」
そんな朝が、毎年冬になると増えていませんか?
仕事中も頭がぼんやりする。
帰宅すると、夕食をつくるだけで精一杯。
休日も外へ出る気になれず、家で横になっている時間が増えていく。
さらに、なぜか甘いものが無性に食べたくなる。
夕食後にお菓子を食べても、
「まだ何か食べたい……」
と止まらない。
「冬だから仕方ないのかな」
そう思いながら、気分の落ち込みや体重の変化まで気になってしまう。
そして秋になると、
「また今年の冬もつらくなったらどうしよう」
と、冬が来ること自体が気になってしまうこともあります。
●冬になると、私らしく過ごせない
冬季うつは、季節性情動障害とも呼ばれ、秋から冬にかけて気分の落ち込みなどが繰り返される状態です。
強い眠気やだるさ、活動する気力の低下、食欲の増加、甘いものや炭水化物を欲しくなるなどの変化がみられることがあります。
ただ、こうした症状にはさまざまな原因が考えられます。
「冬になると毎年つらい」
という変化が続いているなら、単に「寒いから」「年齢のせい」と片づけないことも大切です。
仕事や家事、人付き合いまで負担に感じるようになると、ご本人だけでなく、ご家族も
「どうしてあげたらいいんだろう」
と戸惑ってしまいます。
●今年の冬は、少し違う毎日へ
想像してみてください。
朝、目覚ましが鳴ったら、まずカーテンを開ける。
外の明るさを感じながら、ゆっくり身体を起こす。
「今日は何をしようかな」
そんなふうに、一日のことを考えられる朝。
朝食をとって、身支度をする。
仕事の日なら、自分のペースで準備をして出かける。
寒い日でも、無理のない範囲で外の空気を感じながら歩いてみる。
お昼休みには、同僚と何気ない会話をする。
帰り道にはスーパーへ寄って、
「今日は何を食べようかな」
と夕食を選ぶ。
以前なら当たり前だったことが、少しずつ「やってみよう」と思えるようになる。
そんな変化もうれしいものです。
休日も、一日中家で過ごすのではなく、
「今日は近所を少し歩いてみよう」
と外へ出てみる。
家族と一緒に買い物へ行ったり、温かい食事を囲んだり。
体調に合わせて、途中で休んでもいい。
予定を短くしてもいい。
全部できなくてもいい。
今の自分にできる範囲で楽しむことが大切です。
少し元気が出てきたら、友人とのランチを考えてみる。
好きだった洋服を見に行く。
趣味の時間をつくる。
「今年はどこかへ出かけてみようか」
と、家族と旅行の話をする。
そんな「やってみたい」が一つずつ戻ってくると、冬の見え方も変わっていきます。
夜になったら、一日の予定を詰め込みすぎず、ゆっくり身体を休める。
「明日も何とかやれそう」
そんな気持ちで眠りにつく。
冬だから何もできないのではなく、
冬の自分の身体と心に合わせながら、できることを楽しむ。
それが、自分らしい冬の過ごし方につながっていきます。
●「冬だから仕方ない」から卒業
冬になるたびに、
「またつらくなるかも」
と感じる方から、
「毎年、冬になると身体も気持ちも重くなる」
というお声もあります。
ご本人が自分の変化に気づき、早めに休んだり、生活リズムを見直したりすることで、ご家族も
「無理に頑張らせるより、今はゆっくりさせよう」
と、その方のペースを大切にできることがあります。
「元気を出して」と励ますだけではなく、
「今日は何ならできそう?」
と一緒に考える。
そんな関わり方も、大きな支えになります。
●身体と心を一緒に見つめる
冬は寒さや日照時間の変化など、普段とは違う環境の中で過ごします。
さらに仕事や家事、人間関係などの負担が重なると、身体の緊張や疲れを感じやすくなることもあります。
だからこそ、身体だけを見るのではなく、
「最近、どんな毎日を過ごしていますか?」
というところから、お話を伺うことを大切にしています。
太田市の恩田全身調整院は、女性専門・完全予約制の整体院です。
完全個室で、お一人おひとりの身体の状態に合わせたオーダーメイドの全身調整を行っています。
精神保健福祉士として20年以上、さまざまな相談に寄り添ってきた経験も活かし、身体と気持ちの両方を大切にしながら、その方に合った過ごし方を一緒に考えています。
施術だけで終わらず、ご自宅で無理なく続けられることを取り入れていくことも大切にしています。
●秋から始める冬支度
冬季うつのような季節による心身の変化が気になる方は、秋のうちから自分の状態を意識してみましょう。
朝起きたらカーテンを開け、できる範囲で日中に明るい場所で過ごす。
長時間同じ姿勢にならないよう、無理のない範囲で身体を動かす。
そして、頑張りすぎず、疲れを感じたら休む。
「冬だから頑張らなくちゃ」と思いすぎないことも大切です。
ただし、気分の落ち込みや強い眠気などが続いている場合や、仕事・家事など日常生活に支障が出ている場合は、自己判断せず医療機関へご相談ください。
特に、強い希死念慮など緊急性が疑われる状態では、整体ではなく医療機関や専門機関への相談を優先してください。
●冬も「楽しい」をあきらめない
冬になると毎年つらくなる。
だからといって、
「今年も何もできないかもしれない」
と、今からあきらめなくても大丈夫です。
朝、カーテンを開けられた。
朝食を食べられた。
仕事へ行けた。
家族と笑って話せた。
買い物に出かけられた。
好きなことを少し楽しめた。
そんな小さな「できた」を重ねながら、自分に合った冬の過ごし方を見つけていきましょう。
一人で抱え込まなくて大丈夫です。
「また冬が来るのが少し楽しみ」
そんなふうに思える日を、今の自分のペースで少しずつ増やしていけたら。
今年の冬も、自分らしく、笑顔で過ごせる時間を大切にしていきましょう。