「電話一本かけるだけなのに…」
それができない。
指はダイヤルの上にあるのに、
なぜか押せない。
些細なことなのに、
もし変な声だったらどうしよう。
うまく話せなかったらどうしよう。
気づけば、不安がどんどん膨らんでいる。
これは不安障害や自律神経失調症の方に、とても多い状態です。
体をみると、
首が硬い。
喉まわりが緊張している。
呼吸が浅い。
この状態では、
交感神経が優位になり、
“電話=危険”と体が反応してしまいます。
頭では「大丈夫」と分かっているのに、
体が先に怖がってしまう。
最初の変化は小さいです。
「今日は深呼吸してから押せました」
次は
「短い用件だけ話せました」
そしてある日、
「普通に電話できました」
その瞬間、
ご本人より私のほうが嬉しかったりします。
電話ができるって、
ただの行動じゃない。
自律神経が落ち着き、
体が安心を思い出した証拠なんです。
些細なことで心配が膨らむのは、
気持ちの弱さではありません。
体の緊張が強いだけ。
だから、整えれば変わります。
焦らなくて大丈夫。
ちゃんと順番があります。